キャンカーへの道のり -2 (始動)
先日神奈川県海老名市にて、キャンカーのベースになるケットラ(中古)を納車引き取り山梨まで自走して来たんだけど、そのドライビングの何と楽しかったことか。もっと早く軽トラに乗るべきだったと感じたよ。シフトチェンジの小気味よさと、何といってもあの乗り心地。相当疲れる乗り心地には違いないんだけれど、乗馬しているような感覚なんだよね。揺れに体を合わせて乗る感覚。そうでないと、疲れは更に倍増するし腰にも悪い。また高速は100km/hが限界かな。スピードはもっと出るけど、安全性の観点ではなく、騒音や振動の観点からその辺で限界を超える気がする。ま、急がない旅に使うんだから、高速も使わないし、その辺は何も問題ないってことになるんだけどね。ちなみに車は日産クリッパー(三菱ミニキャブのOEM供給品)、2WD、5MT、パワステ、そしてなんと「エアコン付き!」。この現代では当たり前と思われる装備がChama♪にとっては何よりも嬉しいのだ(笑)
そんな中甲府のキャンカーメーカーさんに到着し、キャンカーを仕立てる間貸して頂く代車「日産キューブ」に乗り換えた。今まではキューブに乗ると、パワーもなくて、うるさくて、乗り心地も悪い、やっぱり経済的に優しいことが最大のメリットの車なんだなって思っていたんだけど、夕べ乗って感じたのは、パワーがあって、静かで、乗り心地が良くて、高級感があるなぁ、だった。人間の感覚なんてそれくらいに相対的なものであるって話なんだけれど、云いたいのは、前者より後者が豊かなこころになれるよねってことなんだ。
Chama♪が野営に求めるものが、まさにそこにあるわけで、目指すべきは絶対的な感性なんだろうけれども、人間のセンサーは楽なもの、楽しいもの、心地よいものには一瞬にしてなじむように出来ているので、やっぱり自分を或る意味物質的には追い込んだ暮らしをしておくこと、そして時間に対して自由であること、これが豊かさの秘訣なんだろうなって思う。一方で、生きるには何かとお金もかかるわけで、そのバランスをどうするかが人生を設計するポイントであると思うわけで、まさに今それを設計中なわけで、その設計の中にこのキャンカーが必要な先行投資であったわけです。
話は海老名の中古車屋さんに戻るけれど、実は現車を確認せずに契約をして、納車で初めて現車を見た。外装や傷などには対して拘りはないが、機能的障害は困るわけで、その辺はきっちりTELで確認をさせてもらった。その中で、先方の社長さんの対応がとても愚直であったので、信頼できると判断しそちらにお世話になることに決めた次第。納車の際社長さんと暫く話をしていたんだけれど、震災の後。軽トラと軽1BOXは、玉数が減り市場価格が上昇しているとのこと。背景のひとつには、荒れた場所での復旧に使うのに手軽で便利というのと、もうひとつは、軽の場合車庫証明が不要なので、被災された方々が今の暮らしの中で購入するのにも都合が良いなどの背景もあるとのことであった。言い換えると、そういう事に対する国の対応が遅れているとも云える。対策にはpriority(優先順)が重要であるから、まだ手がついていないだけかも知れないが。少なからずそのような問題があることはキチンと認識されていて、課題として棚入れされていることに期待したいものだ。今、震災に対して、どのような課題があるのか見える化し、その各々の課題をいつまでに誰が解決するのか、それをオモテ化するだけで、国民の不安は若干なりとも解消し、政治に対する不信感も少しは和らぐのではないかと思うのだが、なんでそんな当たり前のことが出来ないんだろうな。一般企業が問題を対策し解決するプロセスでは、そんなこと当たり前のように顧客との間で行うのに。その厳しさや辛さは筆舌に尽くしがたいが、企業なんてもなぁ、そうやってギリギリの路線で生きているわけだ。政治だって同じ痛みを背負いながらやんなきゃ駄目だろー。
うーん、話が長いのでこれくらいで勘弁しておいてやろう、
ってか、長い日記、勘弁してやってください(笑)
これ、ケットラを海老名から山梨に陸送中に運転席から撮影した写真だよ。
現在既にキャンカーの外観写真もあるし、内装もほぼ完成していますが、出し惜しみ中(笑)実はPCのHDDが一杯になってしまい、写真の編集が出来なくなってしまったのでありました。外付けHDDを探しているところです(汗)
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